あらすじ
剣豪の名門一族に生まれながら、才能がないという理由ですべてを剥ぎ取られ、一文無しで追放された少年・諸葉刹那。
絶望のなか、行き場のない彼が武器屋の隅で見つけたのは、鞘もなく赤茶けた錆に覆われた、誰からも見向きもされない一本の刀だった。
命からがら街を飛び出した刹那が、夜の荒野で魔獣の脅威に晒されたその時――その錆びた刀は奇跡のように青白い純白の刃へと変わり、彼を救い出す。
そして翌朝、少年の前に現れたのは、刀から変化した記憶喪失の銀髪の少女・トウカだった。
「トウカ」と名付けられた少女と、どん底の落ちこぼれ少年。
冷え切った世界で互いだけを頼りに研ぎ澄まされていく、これは一人の少年と一振りの刀(少女)が紡ぐ、魂の成長と絆の物語。