あらすじ

災害復旧に奔走していた通信インフラ技術者・高峰統也は、土砂崩れに巻き込まれ、剣と魔法の異世界へ転生した。 授かった能力は《移動基地局車召喚》。 「……俺のチート、給油が要るのか」 呼び出せるのは、大型トラック一台と二百台の端末。 地球のネットにはつながらない。燃料は有限。岩山の陰では、声さえ届かない。 そんな統也がたどり着いたのは、霧の夜に魔狼が襲う辺境の村だった。 見張りの叫びが届かず、救援が間に合わない。 ならば、見張り台と治療所と避難所を、つないでしまえばいい。 治療師見習いのリーシャ、金物仕事をする獣人少女ミミル、無骨な騎士隊長ガルド。 彼らと声を交わすたび、「外れ」のはずの能力が、人を救う力に変わっていく。 やがて声の道は村から町へ、国境の向こうへ。 けれど、速く届くようになるのは、助けを求める声だけではなかった。 基地局一台では、世界を救えない。 それでも、その声を誰かへ届けることはできる。 現場仕込みの技術と仲間の力で、圏外の辺境から世界をつなぐ、お仕事ファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/09/16
  • 現在の作品異世界転生した通信インフラ技術者、チート能力が「移動基地局車召喚」でした ~圏外の辺境から世界をつなぎます~