あらすじ
「犯人は、あなたです」――なんて言えたら苦労はしない。
月島澪、高校二年生。
彼女はある事件で、後遺症を負ってしまった。
それは――コミュ症。
人に話しかけられるだけで、返事で頭の中がいっぱいになる。
言葉を選んで、考えて、迷って――気づけば何も言えなくなっている。
だが、彼女はなぜか事件に巻き込まれる。
もちろん、聞き込みなどできない。
犯人を問い詰めるなんて、もっと無理。
そんな彼女を幼馴染、日向湊が支える。
湊が話を聞き、澪が解く。
「……この言葉、おかしくない?」
誰も気にしない、些細な言葉の違和感。
澪は、それを何度も考える。
なぜ、そんな言い方をするのか?
なぜ、そんなことを言う必要があるのか?
なぜ、そのことを知っているのか?
話せない。
だからこそ、言葉を見逃さない。
こうして、コミュ症女子高生・月島澪の奇妙な探偵生活が始まった。
「言葉は嘘をつきませんから」
そして彼女には、二年間ずっと心に残っている事件が一つある。
親友・星野茜を失った、あの日の事件。
いつか、その事件の真相も――。
P.S. 誤字脱字や不成立なトリックがあるかもしれませんが、華麗なスルーを披露するか、ご教示願いたい。