あらすじ
王太子アルベルトから、妹を愛しているため婚約を解消したいと告げられたエルナ。
だが彼女が気になったのは、婚約者の心変わりよりも、その指にはめられた指輪が異常を示していたことだった。
王国中の重要な契約を記録する魔道具「誓約盤」。
その管理技師であるエルナは、故障の原因を調べ始める。
ところが調査を進めるうちに見つかったのは、単なる故障ではなく、四百年間誰も疑わなかった古い契約だった。
婚約と家族と王家、そして「守るため」と本人に黙って決められた人生。
エルナは工具箱を手に、自分の未来まで修理することにする。