あらすじ
立花敬介は、大分県の地方都市・豊星市で気ままな生活を送っていた。
日々の楽しみは、自分の住む街を再現した街づくりシミュレーションゲーム。
ある日、ゲームの中で新幹線を通してみる。
すると現実でも、豊星市をめぐる新たな計画が動き始めた。
偶然。
最初はそう思っていた。
だが、ゲームの中で変えた街並みが、少しずつ現実にも現れ始める。
そして敬介は、ふと疑問を抱く。
――このゲーム、いつからやっていた?
日常に入り込んだ小さな違和感は、やがて敬介自身の記憶へとつながっていく。
現実とゲーム。その境界が揺らぎ始める、シミュレーションSF短編。