あらすじ

「今日の天気は?」 「自分で窓見んかいな。それよりあんた、何時や思てんの!」 母が急死し、遺品整理で実家へ帰った岡田航平、二十八歳。 台所に残っていたのは、母の声と大阪弁を覚えすぎたAIスマートスピーカーだった。 買い物には口を出す。夜更かしには勝手に消灯。 返品しようとすれば、レシートの管理まで説教してくる。 便利な家電のはずなのに、実家のオカンより手ごわい。 けれど、この機械は母のすべてを知っているわけじゃない。 そのかわり、母が知らなかった今の航平を、少しずつ覚えていく。 キャベツ半玉を食べきるまでの口げんか。 消したらあかん夜の明かり。 そして、仕事で失敗して、飯も食えなかった夜。 うるさかった小言が、いつの間にか、明日を生きるための言葉になっていた。 声だけのオカンAIと、不器用な青年の、笑えて少し切ない全10話。

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カクヨム
カクヨム2026/09/16
  • 現在の作品実家のオカンが「AIスマートスピーカー」にキレキレの大阪弁を教え込んだ結果