あらすじ
ダンジョンRPGをやり込む九条悠真は、ゲーム内で女神からの救援メッセージを
受け取る。魔物に追い詰められ、先から光の出る剣でシューティングのように
迎え撃っていると、部屋に来客が。幼なじみの女流棋士・星名亜里亜が
三週間前から行方不明だという。外の騒ぎに出た二人は、ゲームと同じ怪物に
襲われ、悠真は意識を失う。
目を覚ますと、そこはギリシャ神話風の異世界。起こしてくれた美少女を
亜里亜と思って気軽に声をかけると、相手はテーバイの王女アリアで、
現代の記憶はなかった。
街は魔物に襲われ、神殿のオリュンポスの秘宝が盗まれた。天地は真っ赤に染まり、
兵も民も地割れに吸い込まれてどこかへ連れ去られた。神殿に取り残された王女は、
交信機である剣を使って救助を求めたのだ。だが勇者を待っていた王女は、
剣もろくに振れない悠真に失望する。
地割れの先はダンジョンにつながっていた。秘宝を取り戻し魔物を退治しなければ、
彗星が神殿を襲い、神殿も兵も民も戻らない。王女の首飾りには、将棋の駒が
彫られた宝石が十個。
剣も振れない悠真と、剣を持てない王女アリア。
二人はオリュンポスの秘宝を求めて、迷宮へ降りる。