あらすじ
昔、魔女というものが存在した。
魔女は、旧魔法時代に存在していた女の魔術師だ。
戦闘能力は現在の比ではなく、世界最大の魔法大国、アルフォリア王国の宮廷魔術師や、六賢者が集まっても勝てるかどうか、というレベルだった。
魔法とは、簡単な火や水を生み出し、まっすぐ飛ばすだけの能力である。
それに対し魔術とは、詠唱を必要とし、より強力な「魔術」を放つことができるのだ。
しかし、魔女の詠唱は特殊なのだ。
詠唱とは、解読不明の精霊言語である。しかし、魔女は独自の詠唱を生み出す。
共通しているのは、詩のような詠唱であるということだけだ。
さて、魔女は強力だが、現在はほぼ残っていない。
魔女の中には不老の者が複数名おり、それ故現在も生き残っているものが7人いる。
国々は魔女を滅しようと、大軍を送った。
帰ったものは、いなかった。
現在生き残っている魔女は、
黒炎の魔女 ルードリヒ・エレクシア
氷雪の魔女 リンデンス・ノングラータ
茨の魔女 グラシア・エレグノース
雷鳴の魔女 アンドロシア・ルミネーター
岩月の魔女 ファルマイア・オルネス
風切の魔女 グリンベル・オルトミート
津波の魔女 ヘレネス・オルヴァリン
の7名である。
中でも氷雪の魔女 リンデンス・ノングラータに関しては情報が全く無く、通常の人には使えない氷の魔術を使うということである。
彼女たちはそれぞれ、自身だけの特殊な杖を持っている。
伝説の杖達だ。
さて、これがこの世界での前提条件だ。
ある日―――――
「ノングラータ、ちょっとあんた私の変わりにセレスティア学園に潜入してきてくんない?」
「へ?」
これは、超コミュ障最強幼女魔女の、学園生活記である。