あらすじ
「俺が見せてやる。住む所も俺が用意する。心配することはない。だから……一緒に行かないか、森の外へ」
魔法王国ヴィスタの南部、エルレイの森の奥にひっそり住まうリュリは銀髪翠眼の妖精娘。
人語を話す白カラスとつつがなく暮らしていたある日、狩人アルフレッドと出会う。リュリは初めて見るヒトの男に興味津々。惹かれ合う二人は逢瀬を重ねて少しずつ近づいてゆき、そして――。
両片思いを募らせる二人は知らなかった。この恋がやがて、王国を揺るがすことを……。
失恋の狩人、冤罪の兵士、仮面の魔術師、幼き女王、そして殺人、失踪、放火事件の真相。恋も事件も、神話でさえも呼び寄せ、全ての謎に繋がる存在〈リューリカ〉とは。
神話と現代、現在と過去があやなす世界の謎と淡い恋。妖精娘をめぐる逆ハーレムとサスペンス。謎と魔法に満ちたロマンチックファンタジィ。
【おしらせ】
黒井吟遊堂自費出版書籍版『純白の抒情詩〈上下巻〉』(2016)は、2026年9月18日で出版10周年を迎えます。