あらすじ

身長百九十センチ、体重百五キロ。 大きな身体と底なしの体力を持つ、無口な女子高校生――橘みのり。 身長百五十センチ。 女の子と間違われるほど可愛らしく、本人もそれを存分に楽しんでいる男子高校生――獅子堂聖。 正反対に見える二人は、物心ついた頃から一緒に育った幼馴染だった。 勉強も運動も得意な二人なら、もっと別の高校だって選べた。 けれど中学最後の進路相談で二人が選んだのは、ごく普通の公立高校。 理由は単純。 二人で相談して、ここがいいと決めたから。 そんな二人を待っていたのは、小学生の頃から二人を知る腐れ縁の佐畑星羅。 数学の話だけは絶対にさせてはいけない大型新人、広瀬美穂。 入学早々、聖を女の子と勘違いして告白してしまった樹翔。 逸材を見つけると目を輝かせる生徒会長、龍造寺菖蒲。 そして、世話焼きが災いして今年も一年生を任された若き担任、渡辺光子。 特別な使命なんてない。 世界の危機なんて、もちろんない。 勉強して、遊んで、部活をして、友達になって、ときには恋をして。 少し変わった高校生たちが、ごく当たり前の毎日を過ごしていく。 ――ところで。 聖「みのり? 好きだよ。当然でしょ?」 みのり「……私も、聖が好き」 クラスメイト一同「じゃあ付き合えよ!!」 聖・みのり「「幼馴染だけど?」」 どうやらこの二人にとっての『当たり前』だけは、少々普通と違うらしい。 大きな女の子も、可愛い男の子も。 天才も、秀才も、ごく普通の誰かも。 それぞれ違うカタチのまま、それぞれの日常を生きている。 当たり前を当たり前にやる事こそ意味がある。 これは、そんな彼らの高校生活を覗いていく物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/16
  • 現在の作品『大きな雌しべと可愛い雄しべ ~それぞれのカタチ~』