あらすじ
我々とは違う宇宙、
遠く離れた銀河、アスラルド。
多くの国家が共存するこの銀河では、長い平和の裏側で、遠く離れた銀河大オルテウス雲の中の独裁国家オルテウス内にあるアウレリア自治共和国で独立運が静かに高まり続けていた。
それを遠くで見つめていた、
エルデランド連邦国防宇宙軍の若き将校、エイリク。
彼の最初の任務は、邦人の退避だった。
和平への希望は崩れ去り、アウレリアを巡る戦争は銀河全体を巻き込む国際問題へと発展していく。
前線で戦う兵士たち。
刻々と変わる国際情勢。
交錯する各国の思惑。
そして、報道、外交、情報戦――。
戦場で見える真実と、政治が語る真実は、必ずしも一致しない。
エイリクは数え切れない命を守るために戦い続けながら、「正義」とは何か、「国家」とは何か、「軍人の使命」とは何かを問い続けることになる。
これは、一人の軍人の半生を通して描かれる壮大なスペースオペラであり、戦争、外交、情報戦、そして人間の選択を描く群像劇である。
誰が正義で、誰が悪なのか。
その答えは、見つからない。