あらすじ

若くしてA級ヴィジランテへ昇格し、《翠嵐の妖精》の異名を持つセリナ・クロフォード。 美しく、強く、数々の危険な依頼を成功させてきた彼女は、誰もが憧れる存在だった。 ――けれど、その実像は噂とはあまりにもかけ離れていた。 傷も治らぬまま危険な依頼へ向かい、帰れば酒を飲む。 どれだけ無茶をしても、強いから生きて帰ってきてしまう。 彼女は、少しずつ壊れていた。 十二歳で両親を失ったセリナに、剣と生き方を教えてくれた男、ガルド・オーウェン。 「敵を討つために強くなるというのなら、儂は教えん」 「誰かを守れるように強くなるというのなら、儂が教えてやる」 師匠と弟子。 家族のように過ごした日々。 そして、再び訪れる喪失。 強くなれば、もう誰も失わずに済むと思っていた。 けれど、本当に受け継ぐべきだったものは――強さだけではなかった。 これは、《翠嵐の妖精》と呼ばれた一人の少女が、 大切な人から託された言葉の意味を知り、 もう一度「誰かを守るために生きる」道を選ぶまでの物語。 『蒼穹のレグルス』外伝。 本編未読でも単独でお楽しみいただけます。

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カクヨム
カクヨム2026/09/16
  • 現在の作品翠嵐の妖精