あらすじ
リベルが目を覚ましたのは、何もかもが未知の世界だった。
魔力が満ち、《枝脈》と呼ばれる力を持つ、さまざまな生命が生きる世界。
なぜ自分はここにいるのか。
自分は何者なのか。
分からないことばかりだった。
元いた世界では、周囲に流され、自分の人生を選んできたとは言えなかった。
だからこそ、せっかく違う世界で生きるのなら――今度は自由に生きたい。
どこへ行くのかも、誰と生きるのかも、自分の意思で。
冒険者となったリベルは、知らない街へ向かい、まだ見ぬ景色を追い、未知の生命や種族と出会っていく。
土地が変われば、暮らしも、常識も、生き方も変わる。
分からないものに出会えば立ち止まり、観察し、考える。
怖ければ迷う。
それでも気になれば、結局その先へ足を踏み出してしまう。
この旅に、最初から決められた目的地はない。
自分の目で見て、自分で考え、そのたびに選んでいく。
そんな小さな選択の積み重ねが、やがて街を越え、国を越え、大陸へと波紋を広げていく。
ただ自由に生きたいと願った一人の冒険者が、仲間とともに、この広い世界を知っていく物語。
そしてリベルは、まだ知らない。
自分がこの世界に生まれた理由も、
この世界が秘めている、本当の姿も。