あらすじ

深夜の中古屋で、ひとりで買取カウンターに立っている。三十一歳。 買い取りの基準票の三十七ページには「PCソフト(保証なし)一律110円」という一行がある。十三歳のぼくが泣いたゲームは、ほとんどがこの一行に入る。 日の入らないアパートの二階には、段ボール箱が四十二箱、壁の高さまで積んである。ある日の夕方に起きると、店長から三行のメッセージが届いていた。「来年の三月末で閉店になります。」 閉店までの夜、値札を貼りながら、昔いた部屋のことを一本ずつ書く。 値段と、棚と、北陸の西向きの部屋の話。一話千四百字前後・どこから読んでも一話で終わります。 ※白昼夢介は架空の書き手です。

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カクヨム
カクヨム2026/09/16
  • 現在の作品白昼夢介エッセイ連載:深夜の中古屋で、泣きゲーに値段をつけている