あらすじ
剣も宝石もまともに鑑定できないのに、呪いのアイテムだけは見えちゃいけないものまで見えてしまう。しかも勝手に口から出る。試験官の指輪を鑑定して院長の不倫まで読み上げた結果、その日のうちにポンコツ認定されました。
配属先は、王立呪いのアイテム処理班。初仕事は、人権派で有名な若き公爵のお屋敷。使用人は「クルー」で「ファミリー」、壁には「給与では買えない経験を」の貼り紙。うさんくさいけれど、新聞に載っている善人です。きっとすごい人なのでしょう。
先輩に言われたのは、小箱の小さい呪いを解いておくこと。私が開けたのは、呪符でびっしり覆われた、大きな黒い箱でした。
解呪は、成功しました。成功して、しまいました。