あらすじ
辺境の孤児院で暮らすスカーレットは、異世界転生者である。前世の頃から努力で成功を収めてきた彼女は、第二の人生も努力で切り開こうとしていた。
「人生の目標は高いほど良いよね」
スカーレットは異世界での頂上──すなわち「王」を目指す。そのためには力が必要だ。村の怪しげな優男に5歳の頃から剣を教わる。彼が世界屈指の実力者『キングメーカー』のマーリンであることなど露知らずに。
「マーリン、どうすれば王になれるの?」
「武功と実績だね。戦争で活躍するのが現実的だよ」
だが、王国はこの100年間すっかり平和だ。
「冒険者として功績をあげたほうが近道かな……」
14歳になったスカーレットは、王国内で剣と魔法を使うため、都で免許を取り、武功をあげる旅に出た。各地で規格外の活躍をする少女を巡り、貴族たちは水面下で争い始める。婚約を持ちかけ、甘い餌で釣ろうとし……そうして未曽有の波紋は広がっていく。
これはのちに歴史に語られる『血塗れの王』スカーレットの成り上がりの物語。