あらすじ
女子高生の間で、「午前二時十三分に亡くなった人へメッセージを送ると、霊から返信が来る」という降霊術がSNSで流行していた。高校二年生の美緒も軽い気持ちで亡き祖母の名を入力する。すると、削除されたはずの祖母のアカウントから「いるよ」と返信が届く。その日から、美緒のスマートフォンには毎晩、午前二時十三分になると、自分自身から「起きてる?」というメッセージが届くようになる。相談を受けた霊能力者・間宮響子は、これは霊を呼び出す術ではなく、「こちら側から何かを招き入れる行為」だと気づく。やがて不可解な写真、身に覚えのない投稿、誰もいない場所から聞こえる自分の声が現実を侵食していく。そして響子は、この降霊術がSNSを通じて連鎖し、すでに無数の少女たちが“何か”を自宅へ招き入れていることを知る。恐怖は画面の中だけでは終わらない。午前二時十三分、誰かのスマートフォンが鳴るたび、もう一人の「自分」がすぐ後ろに立っている――。