あらすじ

私は、可哀想な蝶々を助けてあげたかった。 幼い頃、蟻に襲われていた蝶々を助けるため、群がる蟻を全部潰した。 それが、私が初めて暴力を振るった日だった。 それから私は、友達をいじめる男の子を突き飛ばし、友達を揶揄う男子を殴った。 だって、私は悪い虫を退治しているだけだから。 けれど、誰も私を褒めてくれなかった。 先生は怒り、ママは泣き、友達は私から離れていった。 だから私は、周りの女の子たちを真似することにした。 誰かが泣いていても、見て見ぬふりをする。 可哀想だと思っても、関わらない。 それが、『普通』なのだと思っていた。 ――あの日、女子トイレから悲鳴が聞こえるまでは。

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小説を読もう2026/09/16
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