あらすじ
土佐は「志士の国」ではない。
土佐は「流民の国」であり、「反骨の国」である。
中央から流された公家、一条教房。
左遷された歌人、紀貫之。
身分制度に抗った武市半平太。
風のように権力をすり抜けた坂本龍馬。
炎のように命を燃やした中岡慎太郎。
孤独の中で政治を動かした山内容堂。
底から日本の経済を作った岩崎弥太郎。
自由を山間から生み出した板垣退助。
焼け野原の日本に自信を与えた吉田茂。
そして、仁淀川の沈下橋を作った名もなき県庁技術者たち。
不便が反骨を生み、
反骨が文化を作り、
反骨が技術を作り、
反骨が制度を作り、
反骨が国家を作る。
その系譜は、たたりのように次の世代へ宿り続ける。
これは、
「不便の国・土佐」を歩きながら、
その反骨の系譜をたどる旅の物語。