あらすじ

世界から隔離された都市『ヤコミ(YCM)』で何でも屋をする『アマラ・ジョーンズ(Amara Jones)』には、SNSで知り合ったアニメ友達がいる。 よく歌い、よく愚痴り、アニメの話になると少し早口になる女。『ヒノワ・アキツ(Hinowa Akitsu)』 ――ただし彼女は、この都市の女王だった。―― やがて一人は殺しのプロになり、一人は完璧な女王になっていく。 それでも二人をつないでいたのは、たった一つの「既読」だった。 この世界における「わかる」とは? 「共感」とは? 同じ言葉を聞いても、同じ意味が伝わるとは限らない。 同じものを見ても、同じ気持ちになるとは限らない。 文化、宗教、身分、国家、世論――エトセトラ。 人はあまりにも違っていて、本当の意味で他人を「わかる」ことなんてできないのかもしれない。 それでも言葉を送り、受け取り、また返す。 わからないまま隣にいることは、「共感」と呼べるのか。 これは、すべてを「わかろう」とした女王と、 最後まで「わからん」と言い続けた何でも屋の物語。 そして―― 「伝わった。でも、わかったとは限らない。」

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カクヨム
カクヨム2026/09/16
  • 現在の作品既読でいい。――隔離都市の何でも屋とアニオタ女王――