あらすじ
婚約者も家も爵位も義妹に奪われたエリザベス。
家族から追い出された彼女は、祖母の残した古い屋敷で暮らしながら、文官として働いていた。
そんなエリザベスを気にかけてくれたのは、上司であるスミス部長だった。
彼が紹介してくれた甥のフレッドと親しくなり、今度こそ幸せになれると思っていたのだが――学院時代の友人ナタリーに、またしても結婚相手を奪われてしまう。
けれど、エリザベスはもう、誰かに選ばれるのを待つだけの女性ではなかった。
裏切った者とは静かに縁を切り、家族とも決別し、自分の力で新しい人生を歩き始める。
一方、エリザベスを追い出した実家と元婚約者の家には、破滅の足音が迫っていた。
そして、ずっと彼女を見守ってきたスミス部長も、ついにその胸に秘めていた想いを明かす。
「彼が立候補しないのなら、私が立候補してもいいのではないかと思った。君の結婚相手にだ」
二度も婚約者を奪われた女性が、深く大きな愛情に包まれ、本当の居場所と最高の結婚相手を手に入れるまでの物語。
以前に投稿した物を改稿、加筆したものです。