あらすじ

売れないお笑い芸人である主人公は、山奥で道に迷った末、地図にもほとんど記されていない奇妙な村へと辿り着く。 よそ者を警戒する村人たち。 夜ごと繰り返される謎の儀式。 山中に残された古い禁忌。 どう考えても、まともな村ではない。 しかし主人公には、怪異と戦う力もなければ、呪いを解く術も、民俗学の知識もない。 あるのはただひとつ。 売れない芸人として磨き続けてきた、ギャグだけだった。 村人にボケる。 歌う。踊る。 神聖な儀式にも平然と乱入する。 恐怖も禁忌も知らない男が、村に染みついた「絶対に破ってはならない空気」を片っ端から破壊していく。 そして、誰かが笑うたび。 何百年も続いてきたはずの因習に、小さな亀裂が走り始める。 これは怪異を祓う英雄の物語ではない。 ただ笑わせたいだけの売れない芸人が、笑うことすら許されなかった村へ迷い込み、その因習を内側から滅茶苦茶にしてしまう物語である。

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カクヨム
カクヨム2026/09/15
  • 現在の作品因習村を荒してみた