あらすじ
謎に包まれた東方の王国で、一人の王女が誕生した。
雪のように白い髪と、この世では珍しい緑色の瞳を持つ少女。 人々は彼女を「雪の姫」と呼んだ。
ヨリンは両親に深く愛されていた。 しかし、その特別な姿ゆえに、彼女は王宮の壁の内側で守られ、ずっと外の世界から遠ざけられていた。
そんな娘の姿を見た父ヤン・チェン王は、彼女に護衛だけでは与えられないものが必要だと考える。
――友達だった。
こうしてヨリンの人生に、頭の回転が速く、よく喋り、そして何かと騒ぎを起こす少年、ホア・フォンが現れる。
やがて、王の側近である重臣の息子、シャオ・リンも加わり、三人の間には、王宮という壁を越えて続いていく友情が芽生えていく。
しかし、美しい王国と華やかな王宮の裏には、古くから隠されてきた秘密があった。
そして、ある出来事が彼らの人生を大きく変え、彼らは自分たちが知っていた世界とはまったく違う現実と向き合うことになる。
友情、喪失、秘密、そして運命。
幼い頃に結ばれた絆は、やがて彼らの未来そのものを左右することになる。
これは、一人の王女だけの物語ではない。
友たちの物語。 秘密の物語。 そして、誰もが葬り去ったと思っていた過去が、再び動き始める物語。