あらすじ
三百年前から現代へタイムスリップしたバンパイアのユリウスと、冷徹な司法書士・比嘉琉生のダーク・ロマンス。
不動産屋の都合でタダで住める「事故物件」へ案内されたユリウス。
同行した比嘉と向かった部屋で、押し入れの異音に怯え、思わず比嘉に抱きつく。
「可愛いですね」
見下ろす比嘉に突然キスを奪われ、驚いたユリウスの牙が比嘉の唇を裂いてしまう。血の匂いに吸血鬼の本能を呼び覚まされ、激しく震えるユリウス。
しかし比嘉は微塵も動じず、血のにじむ唇で嗤った。
「僕の血が飲みたい? それともキスの続きがしたい?」
かくして比嘉の家に住むことになったユリウス。
互いの心の闇と傷を抉り合う歪な主従関係の果てに、孤独な二人の心が通い合う日は来るのか──。