あらすじ
作品説明/あらすじ
*登場人物*
愛佑美:大学写真部員。好奇心が強く、面白そうなことには先に踏み込むタイプ。
暁彦:同じ写真部員。慎重派だが、止めるだけでなく必ず一緒に進む方法を探す。
千華:冷静で記録と検証が得意な部員。
晴菜:写真部の先輩。過去の部誌や資料の保存に人一倍こだわる。
*あらすじ*
八月の終わり。大学の写真部で古い棚を整理していた愛佑美たちは、二〇〇六年の部誌から一枚の集合写真を見つける。写っているのは三人の学生。そして、その背後には人の形をした黒い影があった。
ところが当時の記録を調べると、「二年生は四人いた」はずなのに、残っている名前も写真も三人分だけ。さらに写真の裏には、毎日ひとつずつ不可解な「今日の仕事」が現れ始める。
指示を追うほど近づいてくる黒い影。その影が奪うのは命ではなく、人と人を結ぶ“記憶”だった。
調査を続ける中、愛佑美は、いつも自分を止めながら最後には隣で進んでくれる暁彦を意識し始める。だが暁彦が愛佑美をかばったことで、二人の間に積み重なっていた小さな記憶が失われてしまう。
忘れられても、同じ人をもう一度選べるのか。
二十年前、写真の外に残された“四人目”の真実と、今を生きる四人の選択を描く