あらすじ

瀬戸内海の小さな漁村には、昔から人魚がいた。 漁師の灯(とう)が海から戻ると、岩場ではいつも、最後の人魚・うたかたが待っている。 売り物にならない魚を分けてもらい、海の話と人間の暮らしの話をして、また明日と別れる。 そんな穏やかな日々を、二人は当たり前のように重ねていた。 人魚は長い時を生き、人間の命はあまりにも短い。 人間の身体は熱く、冷たい海に生きる人魚とは触れ合うことさえ難しい。 それでも互いを想うようになった二人は、やがて気付く。 ――もう、互いでないとだめなのだと。 最後の人魚と、海辺に生きる漁師。 二人と小さな村の人々が紡ぐ、少し不思議であたたかな恋の物語。

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小説を読もう2026/09/15
  • 現在の作品最後の人魚と灯火の海