あらすじ
オタク高校生の田中悠佑は、昼休みにラノベを読むのが唯一の楽しみ。しかしクラスの一軍女子・姫川美咲に席を奪われ、ラノベまで馬鹿にされて散々な気分になる。翌日、気晴らしに訪れたメイドカフェで、まさかの姫川と遭遇。彼女は年齢を偽って働いており、その弱みを田中に知られてしまう。
放課後、姫川に呼び出された田中は脅されるどころか「口止め料としてデートしてあげる」と告げられ、半ば強制的に映画館へ連れて行かれる。観るのは田中の推し作品『転生メイド』。オタクを馬鹿にしていたはずの姫川が、スクリーンに夢中になっている姿に田中は驚く。
映画後、姫川は自分が作品のコスプレイヤーを推している“半分オタク”であることを明かす。田中をからかっていたのも、反応が面白かったからだと言う。さらに「また映画行ってもいいよ。ただし田中は私のパシリね」と笑う姫川に、田中は逆らえないままも、どこか悪くない気持ちを抱き始める。
――オタク男子と一軍女子、ちぐはぐな距離が少しずつ縮まっていく青春コメディ。