あらすじ
会社を辞めた水沢潤、二十六歳。大伯父から継いだ南国リゾートで待っていたのは、未払いの請求書と、島の「女神」と呼ばれる五人のスタッフだった。
世話焼きのお姉さんに迎えられ、元気なギャルにからかわれ、落ち着いた経理担当の笑顔に調子を狂わされる。彼女たちの輪になじみ始めた初日の夜、閉店後のバーで口ずさんだ歌が、配信を通じて島の外へ届いてしまった。
「夏祭りにも、あの人の歌が聴けますか?」
歌う予定なんてなかったのに、三十日後の夏祭りへ向けて、五人からの頼みごとは増える一方。けれど、一緒に料理を考えたり、カメラの前で失敗したりするうちに、潤も彼女たちのために何かしたくなっていく。
静かな暮らしを望む新オーナーと、放っておいてくれない五人の女神。南の島で始まる、恋と歌の再出発ラブコメ。