あらすじ
西暦202X年、仙台は核の炎に包まれた。
生き残ったのは、街の二割にも満たない人々。その中でも、女子校に通う少女たちは、地獄のような廃墟で「武装JK」として生き抜くことを強いられる。
軍服はない。あるのは、支給されたJK制服と、防弾ベスト、そして重いライフルだけ。
仙台女子商業高等学校、通称「仙商」。その第三偵察小隊を率いる神崎凛は、相棒の高橋澪とともに、かろうじて残った物資を探して廃墟をさまよっていた。
だが、仙台にはもう一つの生存者組織があった。仙台第一高等学校、通称「仙一」。消防局の倉庫を占拠し、より強力な装備を持つ彼女たちは、仙商にとって最大の脅威だった。
仙一の総指揮官、黒木理沙。そして最強の狙撃手、白河澪——かつて仙商に捕らえられ、三日間の拷問で両脚の自由を失った、桃色の髪の少女。
凛は知っていた。あの日の戦場で、澪が自分を撃たなかった理由を。
戦争は続く。学校間の抗争、流浪者の脅威、失われていく仲間たち。
これは、核の冬を生きる少女たちの、絶望と希望の記録。
JK制服のまま銃を握り、それでも「人間」であり続けようともがく、名もなき少女たちの物語。