あらすじ

慶長五年(一六〇〇)、九月十五日。  美濃国、関ヶ原。  天下分け目の大戦は、一人の男の裏切りによって大きく動き始めた。  松尾山より押し寄せる一万五千の軍勢。  その先に待ち受けていたのは、大谷刑部少輔吉継。  彼は知っていた。  石田三成が徳川家康に挑んだところで、勝ち目など薄いということを。  それでも吉継は、三成と同じ道を選んだ。  それは忠義のためか。  豊臣家のためか。  あるいは、己が信じる『義』のためか。  否。  始まりは、もっと単純なものであったのかもしれない。 「俺はお前と共にあろう」  勝利ではなく、友を選んだ男。  大谷吉継。  これは、天下分け目の戦に散った『義人』の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/15
  • 現在の作品義人――大谷吉継