あらすじ
その朝、白綿町の空から、一枚のパンツが降ってきた。
都内へ通勤する会社員、白石光太郎が目撃したのは、誰もいない早朝の白綿駅で、空から静かに落ちてくる女性用パンツだった。
奇妙な落とし物だと思いながらも、光太郎はそれを見なかったことにして、いつものように二時間かけて都内の職場へ向かう。
しかし、出社した光太郎のもとへ、白綿町で暮らす母親から連絡が入る。
どうやら、あの一枚は始まりにすぎなかった。
白綿町では今、空から大量のパンツが降り続けている。
道路も、屋根も、電線も、車も、町中がパンツに埋まり始めていた。
なぜパンツが降るのか。
そして、この異常事態は、いったいどこまで白綿町を巻き込んでいくのか――。