あらすじ

育てた勇者は、私を倒しに来るはずだった。 ──そのはず、だったのに。 魔王に即位して、早百年。 これまでに現れた勇者たちは、優秀すぎる魔王軍によって、魔王城へたどり着く前に全滅していた。 暇を持て余した魔王様は、ある妙案を思いつく。 「私が、勇者たちを育ててやろう」 そうして魔王様自ら勇者パーティーに加わり、育成すること二年。 体力皆無だった賢者は上級魔法を極め、勇者は魔王様から一本取るほどに成長した。 そしてついに、彼らは魔王城へとたどり着く。 ようやく勇者と戦える── そう期待して王座で待ち構える魔王様に、勇者はいつもの笑顔で告げた。 「僕は、戦いに来たのではありません」 「…………え?」 暇つぶしのつもりで勇者を育てた魔王様が、自らの手でとんでもない勇者を完成させてしまうお話。

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小説を読もう2026/09/15
  • 現在の作品魔王様は退屈しのぎに勇者パーティーを育てることにした 〜ところで勇者よ、なぜ私と戦わない?〜