あらすじ
若くして家督を継いだエドワードは、家を守るためにジュリアンを妻に迎えた。
両親と兄を事故で失い、人間不信になった彼は、自分に逆らえない女性を求めた。
だから彼女との結婚は、三年間だけという契約だった。
三年間、仲のいいふりを続けるうちに、エドワードはこのまま夫婦として暮らしたいと考えるようになる。
ところが三年目の日、帰宅すると妻はいなかった。
「奥様は、約束の三年目だからとお発ちになりました」
使用人たちは引き留めることさえしなかったという。
「奥様から、演技だとうかがっていましたので」
――どうして通じていない?