あらすじ
四十歳のサラリーマン・佐久間健一は、通勤途中の事故で命を落とした。
目を覚ました先で出会った女神から、異世界への強制転生を告げられる。
「最強のスキル」「不老不死」「一生遊んで暮らせる財産」
三つの選択肢から健一が選んだのは、迷うことなく三つ目だった。
そして目覚めた異世界で、彼はケネス・スペンサー男爵として生まれ変わっていた。
王都アストリアに広大な屋敷と土地を持ち、莫大な財産まで与えられた大富豪。
しかも周囲の人々には、ケネスとしての四十年の人生が確かな記憶として存在している。
戸惑いながらも、健一はケネスの記憶を頼りに自然に振る舞う。
働く必要もない。命を懸けて戦う必要もない。
今度こそ、悠々自適な人生を送ってやる。
……そう思っていたのだが、どうやら男爵という身分は、何もしないで生きるには少々面倒な立場らしい。