あらすじ

中秋の名月が浮かぶ、九月のある夜。 いつものように友人の佐伯と帰っていた「俺」は、突然、彼が文化祭を最後に大阪へ引っ越すことを知らされる。 これまで特別なことなんて何もなかった。 毎日一緒に帰って、くだらない話をして、時々笑う。 ただ、それだけだった。 だからこそ、その「いつも」がなくなることが、少しだけ寂しかった。 文化祭までの数日間。 二人はいつもと変わらない時間を過ごしていく。 そして、別れの日の夜。 一人で川沿いを歩く「俺」の頭上には、昨日と同じ月が浮かんでいた。 人は変わる。場所も変わる。 それでも、月はまた同じように夜空へ昇る。 これは、特別ではない日々の中にある、ひとつの別れの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/15
  • 現在の作品月がきれいだったから