あらすじ

大正の下町、紙問屋の奥座敷に暮らす祖母・きぬは、孫娘の千代にいつも言い聞かせていた。「言葉には魂が宿る。口にしたことは、いつかこの世のどこかで形になる」と。 春に芽生えた恋、夏に放ってしまった心無い一言、秋の詫び、そして冬に迎える別れ——千代と、書生の修平が四季を通して知るのは、言葉の重さと、その力だった。 消えたはずの言葉が、時を越え、人を越えて、静かに芽吹いていく。大正の空の下で紡がれる、ことだまの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/15
  • 現在の作品言霊帖