あらすじ
軍人として前線にいたニコラスは、ある日塹壕の中で核爆弾発射の報を受ける。最悪の形での終戦の中、壊れた世界を彷徨うニコラスは難民キャンプで炊き出しをしていた老人に出会う。促されるがまま永世中立国ヘルヴェティアの水力発電所に向かうと、そこは発電所に偽装されたデータセンターだった。核爆弾が奪うのは命や、生活だけではない。爆発時に発生する電磁パルスは電子機器の回路を焼き切り、スマートフォンやパソコンを使用不能にする。たとえ生き残った人にとって大切な記録が収められていたとしても。ここには戦渦に巻き込まれた人々が次々とやってくる。保存されているかもしれない大切な記録情報を求めて。