あらすじ

――私じゃなくても書ける。だったら、私は何のために書いているんだろう。 才能も個性もない。書いても評価されない。それでも小説を書くことだけはやめられない少女、二乃前初音。 そんな初音のもとへやってきたのは、創作支援用ガイノイド「イグザプル」だった。 文章を直してくれる。アイデアを出してくれる。自分よりずっと上手く書ける。 けれど、イグザプルと小説を作るほど、初音には新しい疑問が生まれていく。 ――AIに助けてもらって書いた小説は、本当に「私の小説」なのだろうか。 才能とは。個性とは。作者とは。 そして、人間とAIが一緒に何かを作るとは、どういうことなのか。 「自分じゃなくてもいい」と思っていた少女と、 「自分でなくてもいい」と考えるガイノイド。 二人は創作を重ねながら、少しずつ互いの存在を選んでいく。 これは、人間とAIが違うまま隣に立ち、一緒に次の一行を探していく、創作と恋の物語。 本作は文学フリマにて販売する作品の試し読み版です。

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カクヨム
カクヨム2026/09/14
  • 現在の作品あなたに刻むハートビーツ【試し読み版】