あらすじ
卓越した戦闘能力を持ちながらも、心を閉ざし、無口・無表情に任務をこなす孤高の特級異能者――氷浦 燈(ひうら ともり)。
彼女が学園長から下された次なる任務は、「一般の学園に普通科の生徒として潜入し、同級生の才女・神城 奏(かみしろ かなで)を極秘裏に護衛すること」だった。
目立たない生徒として学園に溶け込もうとする燈。しかし、奏の持つ秘密を狙い、世界最大のテロ組織『アポカリプス』の刺客たちが次々と学園に迫る。燈は自身の正体がバレないよう、周囲の視界を『氷結』で奪い、その死角から真の能力『深淵の影』で、音もなくすべての事件を秘密裏に瞬殺していく――!
裏の顔は、敵を慈悲なく蹂躙する冷徹無比なクール・暗殺者。だが、表の顔(日常)は、裏社会しか知らずに育ったウブな初心者。完璧な才女である奏に「燈ちゃん、可愛い!」と後ろからハグされたり、お世話を焼かれたり、距離感を詰められると――
「……っ!? ……近い。胸が当たっている。これでは警戒行動に支障が……うぅ」
と、無表情のまま脳内がフリーズして耳まで真っ赤にしてしまうポンコツで!?
心を閉ざしていた最強の少女は、陰から日常を守りながら、少しずつ「心」を取り戻していく。――氷の護衛は影で舞う。彼女の平穏を害する者は、光さえ逃げられない。