あらすじ

幼い頃に母を亡くしたマリーローズは、父と兄から深く愛され、幼馴染のアランとも婚約している幸せな少女だった。

そんなある日、父が再婚することになり、マリーには義妹となるリリアができる。

「お姉さま、大好き」

そう笑うリリアを、マリーも本当の妹のように可愛がった。

けれど――。

「お姉さんだから、譲ってあげて」
「リリアはまだ小さいんだから」
「もう少し妹に優しくしてやれ」

いつからか、家族の言葉が変わっていく。

リリアは決して大きな嘘をつかない。

ただ、本当の出来事に少しだけ言葉を足し、少しだけ事実を隠す。

その小さな誤解は、やがてマリーとアランの間にも広がっていく。

昔は何よりもマリーを信じてくれたアランまでもが、リリアの言葉を信じるようになり――。

「どうして……私のことを信じてくれないの?」

大切な人たちに信じてもらえなくなったマリーローズ。

それでも彼女には、亡き母から受け継いだ魔法があった。

それは、ただ嘘を見破るだけの魔法ではない。

――真実を、その目で見せる魔法。

「だったら……私の魔法で、真実を見てください」

愛されていた少女がすべてを失ったとき、彼女が選んだのは復讐ではなく、真実を知ってもらうことだった。

家族は、婚約者は、そしてリリアは――。

最後に何を見ることになるのか。

これは、愛されていた少女が「本当の真実」を取り戻す物語。

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アルファポリス
アルファポリス2026/09/13
  • 現在の作品妹の嘘を信じた婚約者は、真実の魔法で小さな虫になりました