あらすじ
異世界転生して3ヶ月。
不貞腐れて歩く無気力なチビ少年は、夕暮れの街道で完璧すぎる美少年勇者に出会い、タダ飯の「ぼんじり」目当てでついていくことに。
だが直後、少年を「チビ」「モブ」と煽った魔王軍四天王を、初級風魔法『ウィンド』のデコピン一発で山ごと消滅させた瞬間、二人の奇妙なバディの物語が動き出す――。
【魅力的な登場人物たち】
■ 少年主人公(15)
普段は無気力(Low-key)でチビな転生者。自分は「主人公イベントが起きないモブ」だとガッカリして拗ねているが、脳内では自分が主役の物語を常に再生している。
実は初期魔法を極めすぎて物理法則を置き去りにした異次元の隠れ最強。ただし、カンスト魔法を使うと猛烈に空腹&睡眠に襲われるため、普段は省エネでいる。
「チビ」「モブ」という地雷を踏まれると、目がバキバキになり手加減なしでブチギレ無双する。
■ 王道勇者(17)
少し年上の、スラッとした完璧なスタイルの美少年。圧倒的な光のカリスマと包容力があり、誰からも頼られる「みんなの主人公」。旅の荷物の半分が食料(ぼんじり含む)。
少年の隠された異常な強さと泥臭い努力の「芯」にいち早く気づき、心からリスペクトする相棒。
■ 女騎士(17)
パーティーのツッコミ役で、勇者の幼馴染の生真面目な女騎士(常識人)。
少年が裏から四天王を秒殺するたび、「勇者様の聖剣がまた覚醒した!」と大勘違いし、少年と勇者だけの「秘密のバディ感」を引き立てる役割。
――チビとモブは俺の地雷だ。
世界がバッドエンドに傾くなら、隠しステージの主人公がぶち壊すだけ。
プロローグの始まらない、俺たちのゲーム(世界)が今始まる。
(※この作品は、M.Sasukeさんの楽曲『GG EZ』を聴きながら読むと、最終話ラストシーンのシンクロ率が1000%になるように設計されています。ぜひYouTube等で曲を流しながらお楽しみください!)
赤く染まった、夕暮れののどかな一本道。
誰もいない街道に、どこか哀愁の漂う、深いため息が響き渡った。