あらすじ
劣等生の子爵令嬢セレナが、最初で最後の婚約破棄に華麗に勝利するお話。
*
下記、独白。
『
ずーっと、準備をしていた。
私がゼノン王太子の婚約者になった、その理由を考えるところから。
不自然だと分かっていたのだ。ただの子爵家で、特別な理由は王家にもこちらにもない。
なら、なにをしたいのか。
キーとなるのは、ここ二、三年続いている戦争だ。
私は、ただの生贄だ。
残念なことに、王太子サマもだ。
死にたかった。どうやったらカーテンで、誰にも気付かれずに首をくくれるかなんて毎日考えていた。
けれど。この国に殺されるのだけは御免だった。
どうせなら、私が居なくなったせいで潰れて欲しい。
』
……なんちゃって。