あらすじ
小川直人は、人が好きだ。
家族が好きで、弟のことは放っておけない。
友達が困っていれば助けたいし、誰かの悩みを聞くのも嫌いではない。
けれど、恋愛だけがよく分からない。
高校卒業を前に恋人から「私のこと、本当に好きなの?」と聞かれ、直人は答える。
「好きだとも、思う」
その言葉を最後に、二人は別れた。
大学へ進学した直人は、自由奔放な石神優子、仕事一筋の水野紗季、そしてさまざまな価値観を持つ人々と出会う。
誰かを大切に思うこと。
恋人になりたいと思うこと。
一緒にいたいと思うこと。
それらは、本当に全部同じ「好き」なのだろうか。
恋愛という形に収まらない、人と人との「好き」を探す物語。