あらすじ
かつて世界を救った一人の男が、人々に遺した百の《勇者武器》。
その一つに選ばれることを夢見て、少年少女たちは《勇者学園》の門を叩く。
――ただし、カイルは違った。
幼馴染に引っ張られて入学しただけ。
勇者になる気なんてない。
才能もない。
選んだのは、勇者を支える従者学科のロジスティック専攻。
平凡に学び、平凡に卒業する。
そのはずだった。
「お前に、百人の勇者を滅ぼしてもらう」
秩序と混沌。
決して手を取り合うはずのない二柱の神から力を押しつけられたその日、カイルの学園生活は狂い始める。
味方は勇者。
友人も勇者。
幼馴染も勇者。
そしてカイルの目的は――百人の勇者を、この世界から消すこと。
これは、勇者になれない少年が、
百人の勇者に囲まれながら、その終焉を目指す物語。