あらすじ

「目には目を、歯には歯を」。 医学が進歩した未来では、その言葉は比喩ではなくなった。 相手の身体機能を奪えば、自分も同程度の身体機能を失う――等価刑。 事故によって一人の男を重度障害者にした藤井和也も、その刑を受けることになる。 だが、刑を受けた和也は、自分を被害者だと思い始めた。 そしてその怒りを、九歳の息子へ向ける。 「お前のせいだ」 十五年間繰り返されたその言葉は、やがて別の被害を生み出していく。 身体の損失は測れる。 では、失われた時間や人生は、どうやって等価にするのか。 「目には目を」の先を描く、近未来社会制度SF。

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カクヨム
カクヨム2026/09/14
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