あらすじ
中学三年生の学級委員長、篠宮紬は、おひとよしではない。
ただ、誰かが困っていると放っておけないだけだ。
六月の放課後、紬は校舎裏で網に絡まった謎の妖精ミルを助ける。
するとミルは「恩返し」と称して、紬を魔法少女プリズム・リリィにしてしまった。
戦う義務はない。
だから、戦わない。絶対に。
――そのはずだった。
怪物が現れるたび、「私がやらなかったら誰がやるの」と戦い続ける紬。
学校でも魔法少女でも頼まれごとを断れず、とうとう限界がやってくる。
断れない。壊れる。
そして、頼ることを知る。
これは、世界を救う使命に燃える少女の物語ではない。
「嫌」と言えない学級委員長が、自分で「やる」を選べるようになるまでの、
ちょっとおかしな魔法少女ファンタジー。