あらすじ
分からないことがあるなら、知ればいい。
できないことがあるなら、できるまで続ければいい。
エインは、幼い頃から「なぜ?」を繰り返してきた。
なぜ、これはこうなっているのか。
なぜ、できないのか。
どうすれば、もっと良くできるのか。
答えが分からなければ調べる。
一度でできなければ、方法を変えてもう一度試す。
そんな当たり前のような積み重ねを続けてきたエインは、いつしか魔法、技術、魔物、そして王国そのものに関わる数々の問題と向き合うことになる。
壊れた装置。
理解されていない魔法。
未知の魔物。
長い歴史の中で、誰も疑わなくなった王国の慣わし。
一人では解けない問題もある。
だから、鍛冶師がいる。
魔法の専門家がいる。
薬師がいる。
戦士がいる。
知らないことを知り、できないことをできるようにする。
そのために歩き続けた先で、エインは少しずつ世界の仕組みを知っていく。
自分に何ができるのか。
自分は何者なのか。
そんなことは、まだ分からない。
だから今日も、分からないまま歩いていく。
――その積み重ねが、いつか世界を変えていく物語。