あらすじ
交通事故に遭った女子高生・結城美咲は、目を覚ますと公爵令嬢ヴィオレッタ・フォン・アルバレスになっていた。
しかもそこは、前世で遊んだ乙女ゲーム『聖ローゼリア女学院物語』の世界。ヴィオレッタは将来、主人公をいじめ抜き、学園で断罪される悪役令嬢である。
――そんな未来は絶対に嫌だ。
そう決意したヴィオレッタは、周囲に優しく接し、真面目に生きることを決める。
ところが・・・
前世ではごく普通だった振る舞いが、貴族社会ではなぜか大好評。使用人には感謝し。友達には分け隔てなく接し家柄ではなく人柄で相手を見る。
本人は当たり前のつもりなのに、周囲の令嬢たちは次々と彼女に惹かれていく。
人見知りの男爵令嬢リリアーナとの出会いをきっかけに、ヴィオレッタの周りには少しずつ友人の輪が広がり始める。
しかし当の本人は気付かない。自分がいつの間にか、令嬢たちの憧れの中心になりつつあることを。
これは後に聖ローゼリア女学院で「ヴィオレッタ様」と呼ばれることになる一人の少女と、その周囲に集まる令嬢たちの物語。
悪役令嬢が破滅を回避しようとした結果、なぜか学院中から慕われるようになる、無自覚人たらし令嬢譚。