あらすじ
昼は名門校の眠そうな推薦生。夜は、王都の裏路地にある「十三番窓口」の下働き。
テイマー科なのに魔物を一体も連れていないリオには、理由がある。一度に一体しか契約できないのだ。だから夜の仕事では、結んで、聞いて、片付けて、解く。その繰り返しで厄介ごとを片付けていく。
ある日の夕方、鳩が運んできた紙には一行。「今夜、三件」。
路地で消えた形見の指輪。橋を塞いで暴れる魔物馬。そして西門の外、衛兵に囲まれた山の大猪。
年単位で通い詰めるのが常識の大型の前で、覆面の少年は三呼吸で線を結ぶ。
連載中「一体契約のテイマーと十三番窓口」の番外編。本編未読でも読める一話完結です。時期は本編の第6話から第8話のあいだ。噂の「覆面のテイマー」は、こういう夜から始まりました。