あらすじ
ブラック企業のデスマーチ中に階段を踏み外し、異世界へと召喚された元社畜プログラマー・相良海斗(カイト)。だが、チート職業を授かった他の召喚者たちとは対照的に、カイトの鑑定結果は「無職(平民)」。役立たずのゴミとして銀貨五枚を握らされ、即座に王都から追放されてしまう。
辺境の城塞都市ヴェスタへと落ち延びたカイトは、最底辺のFランク冒険者としてドブさらいや薬草採取で食いつなぐ極貧生活を送ることに。しかし、彼には転移時から発現していた唯一にして最大の固有能力があった。それは、毎朝目を覚ますだけでアイテムが支給される――『デイリーログインボーナス』!
最初のうちは干し肉や水筒といった粗末なログボばかりだったが、本領は「継続」にあった。地道に生き延びること百日目、節目を祝う記念ボーナスとして支給されたのは、【概念武装・天叢雲】、【森羅万象の完全鑑定スキル】、【時間停止付き・無限空間収納】という、世界のバランスを破壊しかねない神話級のチートアイテム群だった!
直後、街に天災と同義の「災厄級・黒滅竜」が襲来。街の壊滅と自身の平穏なログイン生活の危機に、カイトは天叢雲を一閃させ、巨竜を一刀両断にして街を救ってしまう。
身元を隠して平穏な日常に戻ろうとするカイト。だが百十日目、事件の調査のために王都から最悪の特使が派遣されてくる。「鮮血の解剖姫」の異名を持つ王立異端審問局の特務執行官、イリア・フォン・アルシュタット――魔物を解剖・拷問することを無上の悦びとする美貌の狂人だった。
ステータスを偽装していたにもかかわらず、その卓越した眼力でカイトの異質さを見抜いたイリアは、彼を荷物持ちとして森の魔族討伐へと強制連行する。窮地に陥ったイリアを助けるために再びチート神器を使ってしまったことで、カイトはついに「黒滅竜を倒した本物の英雄」だとイリアにバレてしまい――!?
「あなたの服を全部脱がせて、神秘のベールを解剖してあげる……♡」
危険すぎるドS美女にロックオンされ、胃を痛めながらも、カイトは毎朝届く無敵のログインボーナス(と胃薬)を武器に、波乱だらけの異世界を生き抜いていく!